映画『オリヴァ・ツイスト』あらすじと感想/悲劇の運命を背負って生きる少年

『オリヴァ・ツイスト』アイキャッチ ヒューマンドラマ
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ナマケネコ
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一度は見るべき作品だよ

皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。

今回は映画『オリヴァ・ツイスト』(1948年)をご紹介します。

孤児院で育ったオリヴァーの身に起こる出来事を通して当時の社会情勢を知ることが出来る映画です。

この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。

ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。

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オリヴァ・ツイスト

作品情報
  • 原題:Oliver Twist
  • ジャンル:ドラマ
  • 受賞:第9回ヴェネチア国際映画祭:美術賞
  • 原作:チャールズ・ディケンズ『オリヴァー・ツイスト』(1838年)
  • 監督:デヴィッド・リーン
  • 脚本:デヴィッド・リーン / スタンリー・ヘインズ
  • 出演:ジョン・ハワード・デイヴィス / アレック・ギネス / ロバート・ニュートン
  • 上映時間:105分
  • 公開年:1948年

あらすじ

19世紀の初め。若い女性が行き倒れになり、運ばれた救貧院で男の子を出産するとすぐに亡くなってしまう。オリヴァー・ツイストと名付けられたその子供は母の素性も分からないまま孤児院で孤独な時を過ごしていた。やがて葬儀屋へ奉公に出されたオリヴァーだったが、他の奉公人からいじめられることに耐えかね、葬儀屋を逃げ出し当てもなく歩き続けた。たどり着いた先はロンドン。そこでオリヴァーはフェイギンを頭領とする窃盗団に無理矢理仲間にされてしまう。ロンドンでもオリヴァーには人間の欲望に翻弄され続ける運命が待ち受けていた。

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原作はイギリスの文豪チャールズ・ディケンズの同名小説

『クリスマス・キャロル』『大いなる遺産』などで知られるイギリスの文豪チャールズ・ディケンズの同名小説が原作です。

この作品から文豪への階段を登り始めたというディケンズの出世作です。

下層階級の描写に定評があり、
当時の社会風俗の様子などを垣間見ることが出来る作品なので、
興味がある方は是非ご覧になって下さい。

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ディケンズ版『アベンジャーズ』

ディケンズの作品に出てくるキャラクターを集めた『ディケンジアン』というドラマもあります。

言うなればディケンズ版『アベンジャーズ』みたいなものですね。

ビクトリア朝を舞台に『クリスマス・キャロル』に登場するジェイコブ・マーレイの死から始まるミステリー作品ということで、
この『オリヴァ・ツイスト』に登場するキャラクターも出てくるみたいで面白そうです。

興味がある方は是非ご覧になって下さい。

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タイトルがややこしい

この作品はミュージカルやドラマや映画などで何度も製作されています。

そのため作品ごとに微妙に表記を変えているので、
タイトルだけではどの作品か分かりにくいです。

私が見たのは1948年版の『オリヴァ・ツイスト』で、『オリバー!』(1968年)や『オリバー・ツイスト』(2005年)などもあり、
少々タイトルがややこしいので製作された年度やキャスト、監督で判断するしかありません。

何度も色々なメディアで展開されるほどの名作ですからしょうがないことなんですけど少し困りますね。

ちなみに後ほどご紹介するDVDでは『オリバー・ツイスト』となっていますが、
今回ご紹介している『オリヴァ・ツイスト』なのでご安心を。

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モノクロで雰囲気があり当時の社会情勢を知るのに適した映画

さて感想ですが、雑踏や路地裏などの雰囲気がとてもよく、
モノクロだったのも手伝ってかまるで本当にその時代の映像なのかと思える作品でした。

ストーリーとしては悲運な少年の成長物語として捉えてもいいのかもしれませんが、
根底には当時の社会情勢をとある少年を通して描いた社会派のドラマとしての側面があるような気がします。

というのもオリヴァー自体にあまり能動的な行動を取らせていなく、
どちらかと言うとその当時にありふれていた悪意に巻き込まれていく受動的なキャラとなっているからです。

タイトル・ロールでもある「オリヴァー・ツイスト」の物語を描きたいのではなく、
あくまでも当時の社会情勢をオリヴァーという弱者を通して伝える
そんな印象を抱きました。

オリヴァー以外にも孤児がたくさんいたことから、
特別な出来事ではなく誰にでも起こっていた話なのではないでしょうか。

つまりオリヴァーは普遍的で記号的なキャラクターとして見るのが正しいのではないかと思います。

狭い路地裏を利用した追跡シークエンスや裏社会ならではのサスペンスなども緊迫感があり、
最後まで飽きさせない作品となっているので、
興味がある方は是非ご覧になって下さいね。

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まとめ

現在までに何度も映像化されているチャールズ・ディケンズの同名小説が原作のヒューマンドラマです。

運命に翻弄される少年に明日はあるのか。

当時の社会風俗を知るのにとてもおすすめの作品となっています。

興味が湧いた方は是非ご覧になって下さい。

オカ メイコ
オカ メイコ

悪党の親玉はスター・ウォーズのオビ=ワン・ケノービ役のアレック・ギネスなのヨ!

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本作品の配信情報は2021年5月21日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サービス(VOD)のホームページもしくはアプリをご確認ください。

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