語り継がれるスカーレット・オハラとレット・バトラー
皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。
今回は映画『風と共に去りぬ』(1939年)をご紹介します。
南北戦争が起こり変化していく激動の時代を、スカーレット・オハラという力強く生き抜いていく女性を通して壮大に描いています。
この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。
風と共に去りぬ
あらすじ
南北戦争が始まる直前の1861年。ジョージア州タラの大地主の娘であるスカーレット・オハラは、開催されたパーティで幼馴染のアシュリーと彼の従姉妹のメラニーが結婚することを知る。自分もアシュリーとの結婚を狙っていたスカーレットは、アシュリーにそのことを告げるもののアシュリーの決心は揺らがなかった。気性の激しいスカーレットは花瓶を投げたりして気分を落ち着かせようとするが、一部始終をレット・バトラーに見られていた。スカーレットは今まで自分が出会ってきた男性とは違う態度を取るレットに対して憎しみを感じながらも惹きつけられていく。しかし突如として南北戦争開戦のニュースが飛び込んでくる。スカーレットの激動の人生が幕を開けた。
原作はピューリッツァー賞受賞の同名小説
原作はマーガレット・ミッチェルが1937年に発表した同名小説です。
映画は4時間弱ありますが、
それでもやはり端折っている部分は多くありますから是非原作を読んでみて下さい。
ちなみにマーガレット・ミッチェルが生涯で発表した作品はこの『風と共に去りぬ』だけみたいですね。
時間を感じさせない名作
4時間弱もある作品ですが最初から最後まで飽きることなく見ることが出来ました。
やはりそういった所が名作たる所以なのでしょう。
南北戦争が始まってからの激動のアメリカを、
ヴィヴィアン・リー演じるスカーレット・オハラを通して当時の倫理観や文化と共に知ることが出来ます。
製作された年代やストーリーに関することなのでしょうがないとは思いますが、
確かに黒人の奴隷制度について描かれているので、
気になる方はいらっしゃるのではないかと思います。
そこに関してはあまり触れない方がいいかと思いますので言及しませんが、
1つ言いたいのはこの作品に限らず表現方法によって作品に制限がかけられてしまうのはとても悲しい事であると同時にとても怖いことだとも思います。
スカーレット・オハラの生き様
スカーレット・オハラというキャラクターは正直最初はあまり好きになれませんでした。
自立していて強い意志を持った女性と言えば聞こえはいいかもしれませんが、
序盤は自由奔放でわがままな女性だなとしか思えませんでした。
ところが見ていくうちに芯があって当時の男性中心社会を精一杯生きている女性なんだという事に気づき、
何十年も名前を挙げられる女性の1人である理由が分かったような気がしました。
序盤のわがままな女性から終盤の強い女性へと段々成長していくスカーレットを、
あらゆる世代・時代で受け入れられるだけの説得力を持たすことが出来ている事、
それがこの作品を名作にしているのではないでしょうか。
見られなくなる前に、という薦め方はあまりしたくありませんが、
昨今の事情に鑑みると見られなくなるという事も十分にあり得る事なので、
出来れば早めにご覧になって下さい。
まとめ
南北戦争による時代の変化を、
スカーレット・オハラという魅力的な女性を通して描いています。
4時間弱という長尺の作品ですが、
それを感じないほど飽きさせない展開が続きます。
文学的・歴史的な意味でも当時を知る上では必見と言ってもいい作品ですから、
少しでも興味がある方は是非ご覧になって下さい。
当時だから制作出来た名作ヨ
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本作品の配信情報は2021年5月18日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サービス(VOD)のホームページもしくはアプリをご確認ください。
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