あの時何があったのか
皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。
今回は映画『日本のいちばん長い日』(2015年)をご紹介します。
日本がポツダム宣言を受諾し、降伏へと至るまでに一体何があったのか。
多くの日本人は知らないのではないでしょうか。
知られざる終戦前夜の真実を『クライマーズ・ハイ』(2008年)などで有名な原田眞人監督が瑞々しく描きます。
この記事を読んで興味が湧いたら是非見てみて下さい。
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。
日本のいちばん長い日
あらすじ
1945年7月、太平洋戦争での戦況が悪化する日本に対して、連合国は無条件降伏を求めるポツダム宣言の受諾を要求する。降伏か本土決戦か、結論が出ないまま議論は続く。そして8月。広島、長崎に原爆が投下されもはや一刻の猶予もなかった。「1憶総玉砕」の声も上がる中、ついに決断の時が迫る。しかし降伏に反対する青年将校たちはクーデターを企てていた。
原作は半藤一利の『日本のいちばん長い日 決定版』
原作は半藤一利の『日本のいちばん長い日 決定版』ですが、
宮内庁から出版された『昭和天皇実録』や鈴木貫太郎首相を描いた『聖断 昭和天皇と鈴木貫太郎』も参考にしているようです。
この映画を見て終戦に至るまでの過程をもう少し知りたくなった方は是非読んでみて下さい。
あの日に何があったか知らないなら見るべき
岡本喜八監督による『日本のいちばん長い日』(1967年)のリメイク作品です。
凄い映画でした。
映画自体の凄さというよりはその内容自体に驚いたと言いますか。
皆さんは終戦に至るまで日本の上層部が何をしていたのか知っていますか?
特に私は理系だったのでこの映画で描かれていることは全く知りませんでした。
近現代で最も大きな出来事である第二次世界大戦。
その裏側でこんなドラマがあって、
もしかしたら8月15日以降も戦争を続けていたのかもしれなかったなんて全然知りませんでした。
実際にこういう時代があったことをちゃんと知っておかないといけないと思います。
もうちょっと画面を汚くしてもよかった
それに役者さんたちの演技が素晴らしいです。
松坂桃李さんのアンタッチャブルな青年将校感なんて鬼気迫るものがありました。
しっかりとした役者さんを揃えたからこそ重厚感のある映画に仕上がっているのだと思います。
ただちょっと画面が綺麗すぎて昭和感があまりないように感じたのが残念でした。
じっとりする夏の暑さも伝わってこなかったので、
もう少しその辺りの画面作りの部分に力を入れてほしかったなと思いました。
若干間延びする感じもあり作品として優れているわけではありませんが、
扱っている題材的にも多くの人に見てもらいたい映画です。
まとめ
日本において平成は戦争のなかった時代と言われますが、
昭和に世界大戦があったことをあらためて実感しました。
戦争映画ですが戦闘に焦点を当てるのではなく、
クーデターを画策する青年将校たちの最期までをサスペンスとして描いています。
戦争と平和を考えるいいきっかけになる映画だと思います。
もし少しでも興味が湧いたら是非一度ご覧になって下さい。
平和に感謝ヨ
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本作品の配信情報は2021年5月6日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サービス(VOD)のホームページもしくはアプリをご確認ください。
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