僕にはこんな言葉は似合わないな
皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。
今回は映画『カサブランカ』(1942年)をご紹介します。
第二次世界大戦中の仏領モロッコのカサブランカが舞台のロマンス映画です。
この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。
カサブランカ
あらすじ
第二次世界大戦中のフランス領モロッコの都市カサブランカ。リックが経営するナイトクラブはドイツの手を逃れてアメリカへ渡ろうとする人々のたまり場となっていた。ある日レジスタンスのリーダーであるラズロが、亡命するための手がかりを求めてリックの前に現れる。しかしその隣にはかつての恋人イルザがの姿があった。
石原裕次郎主演の日本版『カサブランカ』も
『カサブランカ』を翻案した『夜霧よ今夜も有難う』が石原裕次郎と浅丘ルリ子主演で映画化されています。
「僕たちは千五百回の朝と昼、そして夜を過ごした」というセリフは聞いたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
興味が湧いた方は是非ご覧になって下さい。
「君の瞳に乾杯」
“Here’s looking at you, kid.”
この映画はこのセリフがとても有名ですね。
ハンフリー・ボガートがイングリッド・バーグマンに向かって言うオシャレなセリフです。
翻訳家の高瀬鎮夫氏が意訳したこのセリフは『カサブランカ』を紹介する時になくてはならないものとなりました。
Here’s toで「~に乾杯」という意味なので、to以下をlooking at youに変えることで「君を見て乾杯」というような意味になります。
kidは年下に呼びかける際に使う言葉として捉えておけばいいと思います。
“Here’s looking at you, kid.”「君の瞳に乾杯」
私が言っても似合いませんな。
プロパガンダ映画と言われているけれど
この映画はメロドラマとして製作されていますが、
見方を変えれば確かにプロパガンダ映画として製作されているというのも分かります。
当時の世界情勢を考えると仕方のない事でしょうね。
現代を生きる我々にはそれを批判することは出来ないように思います。
幸いにもこの映画はそういった部分を抜きにして楽しめるように作られているので、
単純に第二次世界大戦下におけるラブロマンスとして見るのがいいと思います。
もちろん戦争に無関心でいいというわけではありません。
戦争に関しての情勢は踏まえつつもプロパガンダ映画として見るのではなく、
ロマンス映画として楽しむ方がいいのかなと思います。
友情、駆け引き、男の美学
ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマン、そしてポール・ヘンリードの三人による三角関係が軸にありますが、
署長役のクロード・レインズとハンフリー・ボガートとの関係性にも注目です。
お互いの立場があり仲良くは出来ないけれど、
心の底では分かりあっている真の男の友情が感じられて素敵な関係性だなと少し羨ましくなります。
そして何と言ってもイングリッド・バーグマンの美しさとラストのハンフリー・ボガートの男の哀愁。
ストーリー自体は単純ですが飽きの来ない画面作りとオシャレなセリフ回しにキャストの存在感。
名作と呼ぶに相応しい映画です。
まとめ
有名なセリフと共に語られることが多い第二次世界大戦中の仏領モロッコのカサブランカにおけるロマンス映画です。
単純なロマンス映画として見ても面白いのですが、
当時の世界情勢を知ってから見るとまた違った面白さがあります。
何度も見たくなる名作です。
興味がある方は是非ご覧になって下さいね。
相変わらずイングリッド・バーグマンは美しいわネ
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本作品の配信情報は2021年5月22日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サービス(VOD)のホームページもしくはアプリをご確認ください。
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