とてもオーソドックスなジャンヌ・ダルクだよ
皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。
今回は映画『ジャンヌ・ダーク』(1948年)をご紹介します。
『カサブランカ』(1942年)、『誰が為に鐘は鳴る』(1943年)、『ガス燈』(1944年)などに出演しているイングリッド・バーグマンが、
フランスの伝説的なヒロインであるジャンヌ・ダルクを演じています。
この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。
ジャンヌ・ダーク
あらすじ
15世紀の英仏百年戦争下のフランス。小さな農村出身のジャンヌは劣勢の祖国を憂いていた。数年間神の啓示を受け続けていた信仰深いジャンヌは、国を救い王太子シャルルを戴冠させるためにシノンへ旅立つ。王太子シャルルはジャンヌを信じ、オルレアンを奪還させるべく戦場へ送り出した。果たしてジャンヌはオルレアンを奪還し救国の英雄となれるのか。
原作は戯曲『ロレーヌのジャンヌ』
原作はマクスウェル・アンダーソンによる戯曲『ロレーヌのジャンヌ』です。
1946年にニューヨークにあるアルビン劇場(現在はニール・サイモン劇場)で映画と同じイングリッド・バーグマン主演で上演されました。
まずはこの映画
「ジャンヌ・ダルク」を知るにはまずはこの映画だと思います。
エリザベス・テイラー主演の映画『クレオパトラ』(1963年)と同じ雰囲気で、
まるで舞台を見ているかのような錯覚に陥りました。
最近の映画である(といっても1999年の映画ですが)ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の『ジャンヌ・ダルク』とはやはり戦争シーンの迫力などでは負けますが、
その分ジャンヌ・ダルクの生涯についてじっくり理解出来る様な映画になっていると思います。
実在した人物だと実感
ジャンヌ・ダルクというキャラクターが色々な作品でファンタジックに描かれていることもあり、
超常的な存在として認識している方もいらっしゃると思いますが、
この映画を見れば彼女は1人の人間であり決してファンタジーな存在ではなかったことが分かります。
ファンタジーに描かないことで実在した人物であることが強調され、
ジャンヌの苦悩や葛藤する様子に感情移入することが出来ます。
人生を懸けて祖国を救った聖なる乙女がどのような結末を辿るのか。
そういう時代だったと言えばそれまでですが、
あまりにも理不尽で憤りすら感じます。
後に列聖されたことが唯一の救いでしょうか。
人によっては後半が長くて退屈という方もいらっしゃるようですけど、
ジャンヌ・ダルクが辿った悲劇の運命を知るためには必要なシークエンスだと思います。
余計な味付けもないので「ジャンヌ・ダルク」の教科書的な映画と言えるでしょう。
是非1度は聖なる乙女の短い生涯に触れて下さい。
まとめ
ジャンヌ・ダルクが神の啓示を受けてから亡くなるまでをイングリッド・バーグマンが熱演しています。
70年以上前の作品ですから、
戦争シーンなどのアクション部分は流石に今の映画と比べると見劣りしますが、
ストーリー展開は「ジャンヌ・ダルク」という歴史的な題材に真摯に向き合っているので、
とてもオーソドックスで分かりやすくなっています。
時代を経ても色褪せない普遍的な作品として出来上がっていると思います。
ジャンヌ・ダルクについて知りたいならこの映画だけで十分ヨ
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本作品の配信情報は2021年5月13日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サービス(VOD)のホームページもしくはアプリをご確認ください。
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