皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。
今回は映画『赤穂城断絶』(1978年)をご紹介します。
深作欣二監督によるオーソドックスな忠臣蔵です。
この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。
赤穂城断絶

- ジャンル:時代劇
- 監督:深作欣二
- 脚本:高田宏治
- 出演:萬屋錦之介 / 千葉真一 / 松方弘樹 / 西郷輝彦 / 渡瀬恒彦 / 近藤正臣 / 原田美枝子 / 丹波哲郎 / 芦田伸介 / 三田佳子 / 岡田茉莉子 / 三船敏郎
- 上映時間:160分
- 公開年:1978年
あらすじ
感想
脇役の見せ場と言いますかサイドストーリーがいくつかあり、それによってメインストーリーの厚みが増しています。
ストーリー自体は微妙にアレンジされてはいるものの、オーソドックスと言ってもいいレベルの忠臣蔵になっています。
ラスト近辺のアクションシーンでは千葉真一と渡瀬恒彦の立ち回りがあり中々見応えがあるのですが、全体的にはゆったりとした時間の流れを画面から感じることが出来ます。
コンスタントに迫真のシーンがありストーリー的にはゆったりとなるような所はそれほど多くないはずなのですが、主役の萬屋錦之介の演技がそう思わせるのでしょうか。
どっしりとしたいかにもな時代劇の演技が、深作欣二の作りたかった忠臣蔵とは合わなかったという話もありますが、萬屋錦之介のこの演技によってこの作品を正統派の時代劇足らしめているのではないかと思います。
もしこの演技がなければスタイリッシュな現代時代劇になっていたのではないでしょうか。
忠臣蔵の知識がないまま視聴しても理解が出来ると思いますので、忠臣蔵の入門としてもオススメ出来る映画です。
ちなみに1994年の『忠臣蔵外伝 四谷怪談』では深作監督のやりたかった忠臣蔵の片鱗が見えますね。
まとめ
見せ場のあるサイドストーリーを作ることで、数多くある「忠臣蔵」というストーリーが固定化されている作品の中でも差別化を図ることが出来ているので、魅力のある作品になっています。
歴史上の出来事を扱っている以上ストーリーの大幅な改変は受け入れられ難いです。
なのでこの作品の様に如何に大枠は変えないように味付けしていくかというのが製作サイドの腕の見せ所だと思います。
忠臣蔵としての作品のクオリティは維持しつつも、従来の忠臣蔵にはない独自の解釈を加えた意欲作だと思います。
是非一度ご覧になって下さいね。
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