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皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。
今回は映画『赤穂城断絶』(1978年)をご紹介します。
深作欣二監督によるオーソドックスな忠臣蔵です。
この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。
赤穂城断絶
あらすじ
江戸時代中期、江戸城松之大廊下で浅野内匠頭が吉良上野介を切りつける刃傷沙汰が発生。その日のうちに切腹を命じられた浅野内匠頭に対して吉良上野介には御咎めなし。その処分に納得がいかない浅野の家臣たちは、大石内蔵助を筆頭に幕府に反旗を翻す。果たして大石以下47人は本懐を遂げることが出来るのか。
少し変わった忠臣蔵
深作欣二監督の忠臣蔵です。
ストーリー自体は微妙にアレンジされてはいるものの、オーソドックスと言ってもいいレベルの忠臣蔵になっているのではないでしょうか。
脇役の見せ場と言いますかサイドストーリーがいくつかあり、それによってメインストーリーの厚みが増しています。
ラスト近辺のアクションシーンでは千葉真一と渡瀬恒彦の立ち回りがあり中々見応えがあるのですが、全体的にはゆったりとした時間の流れを画面から感じることが出来ます。
コンスタントに迫真のシーンがありストーリー的にはゆったりとなるような所はそれほど多くないはずなのですが、主役の萬屋錦之介の演技がそう思わせるのでしょうか。
萬屋錦之介の正統派な演技
どっしりとしたいかにもな時代劇の演技が、深作欣二の作りたかった忠臣蔵とは合わなかったという話もありますが、萬屋錦之介のこの演技によってこの作品を正統派の時代劇足らしめているのではないかと思います。
もしこの演技がなければスタイリッシュな現代時代劇になっていたのではないでしょうか。
忠臣蔵の知識がないまま視聴しても理解が出来ると思いますので、忠臣蔵の入門としてもオススメ出来る映画です。
ちなみに1994年の『忠臣蔵外伝 四谷怪談』では深作監督のやりたかった忠臣蔵の片鱗が見えますね。
まとめ
見せ場のあるサイドストーリーを作ることで、数多くある「忠臣蔵」というストーリーが固定化されている作品の中でも差別化を図ることが出来ているので、魅力のある作品になっています。
歴史上の出来事を扱っている以上ストーリーの大幅な改変は受け入れられ難いです。
なのでこの作品の様に如何に大枠は変えないように味付けしていくかというのが製作サイドの腕の見せ所だと思います。
忠臣蔵としての作品のクオリティは維持しつつも、従来の忠臣蔵にはない独自の解釈を加えた意欲作だと思います。
是非一度ご覧になって下さいね。
少し変わった切り口の忠臣蔵ヨ
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本作品の配信情報は2024年10月8日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サービス(VOD)のホームページもしくはアプリをご確認ください。
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