映画『ゼロの焦点』あらすじと感想/タイトルの意味とは?

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皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。

今回は映画『ゼロの焦点』(2009年)をご紹介します。

失踪した夫を探しに金沢まで来た妻が夫の過去を知るにつれ、夫と関わりのある人物が何者かに殺されていくというミステリーです。

松本清張のベストセラー小説が原作で、1961年に映画化されて以降何度もテレビドラマが製作されている作品です。

松本清張生誕100周年記念映画として作られた作品みたいですね。

この記事を読んで興味が湧いたら是非見てみて下さい。

ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。

ゼロの焦点

  • 受賞:第33回日本アカデミー賞作品賞他多数
  • 原作:松本清張『ゼロの焦点』(1959年)
  • 出演:広末涼子 / 中谷美紀 / 木村多江 / 西島秀俊 / 鹿賀丈史 / 杉本哲太
  • 監督:犬童一心
  • 公開年:2009年

あらすじ

戦後の昭和30年代前半。結婚式の7日後、仕事の引継ぎのために以前の勤務地である金沢に向かった鵜原憲一は、予定の日にちを過ぎても戻ってこなかった。妻である禎子は夫の足取りを追って金沢を訪れる。夫と縁のある人物を訪ねていくうちに、禎子の知らなかった夫の過去が徐々に明かされていく。しかし禎子が真相に近づくにつれ、関わりのある人物が次々と死体で発見される。果たして連続する事件は夫の失踪とどのように関わっているのか。お見合い結婚であり夫の過去をほとんど知らなかった彼女は、そこで真実を知ることになる。

原作は松本清張の小説

原作は『砂の器』『黒革の手帖』などで有名な日本を代表する作家である松本清張の小説です。

最初に連載していた時は「虚線」というタイトルだったみたいです。

タイトルの意味とは?

焦点というのはつまりモノの輪郭がはっきりと分かるという事ですから、「ゼロの焦点」とはモノがはっきり見えない、もしくはモノがないという意味なのではないでしょうか。

最初に連載していた時は「虚線」というタイトルだったのも考えると、夫とのつながり(=線)が実は一本線ではなく、点線(つまりはっきり見えない)、または実体がないつながりだった、という意味ではないかと思います。

ハイセンスないいタイトル付けますよねまったく。

感想

中々面白かったです。

夫の失踪をきっかけに、戦争を生き抜いた人間たちのミッシングリンクが明らかになっていく社会派ミステリーでした。

ミステリーなんですが推理していくような作品ではなく、どちらかというと3人の女性たちのドラマが中心となっている作品ですね。

広末涼子が演じる主人公の鵜原禎子は取り立てて特徴もないような、いい意味でこの時代の女性という感じが出ていました。

この禎子のモノローグで謎解きが展開されていきます。

気になったのが最終的な謎解きまでが禎子の想像によっているところです。

そんなに詳しく情報得る機会あったっけ? と思うほど詳細に語り始めるので、物語的にはその推理が当たっているのでしょうけど、いまいち納得できなかったというのが本音です。

中谷美紀が演じる室田佐知子は、社長夫人でもあり女性の地位向上のために政治的な運動までしている活力に満ちた女性です。

ちょっと派手にしすぎたかなとは思いますが、結構はまり役だったような気がしないでもありません。

木村多江が演じる田沼久子は、まさに薄幸の美人感が良く出ていました。

木村多江は本当に似合いますよねこういう役が。

この映画はこの3人が軸となって展開していきます。

戦後のこの時期はこういうことが他にもきっとあったのだろうな、と思ってしまうほどありえそうなストーリーでした。

戦後日本が置かれていた状況などを考えると、この作品はただの娯楽作品ではないような気がします。

社会派のミステリーとして忘れてはならない作品ですね。

まとめ

途中までは特に引っかかるところもなく良かったのですが、終盤に収束しないで散らかっていった印象です。

といっても投げっぱなしとかさらなる謎を残したとかではなく、終盤の怒涛の展開でそう見えるように思います。

単純にラストが唐突すぎるような感じがしました。

それでも全体的に見ると、小さな謎から大きな謎に変容していく過程や、戦後の闇をミステリーに昇華しているところなどは流石だなと思います。

1961年の映画も見てみたいですね。

ナマケネコ
3女優の演技を見る映画だよ

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本作品の配信情報は2019年4月22日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サービス(VOD)のホームページもしくはアプリをご確認ください。

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