映画『地球の静止する日』のあらすじと感想/冷戦を反映した映画

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ナマケネコ
当時のSF映画の常識を打ち破った映画だよ

オカ メイコ
「クラトゥ」と「ゴート」は当時とても話題になったのよ

皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。

今回は映画『地球の静止する日』(1951年)をご紹介します。

オススメSF映画に必ずといっていいほど挙げられる名作映画です。

2008年にはキアヌ・リーブス主演でリメイクされたので、名前を聞いたことはあるのではないでしょうか。

当時のSF映画は現実味がない子供向けの娯楽作品と見られていたこともあるようです。

ですがこの作品で描かれた「実際に異星人が来たらどうなるのか」というリアリティのある切り口が話題となり、SF映画は大衆に受け入れられていきました。

出てくる異星人「クラトゥ」とロボット「ゴート」も随分話題になったようです。

当時の世界情勢なども考えながら見ると面白いですよ。

あらすじと感想を読んで気になったら是非見てみて下さい。

ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。

地球の静止する日

  • 受賞:ゴールデングローブ賞
  • 原作:ハリー・ベイツ『主人への告別』(1940年)
  • 出演:マイケル・レニー / パトリシア・ニール / ヒュー・マーロウ / サム・ジャッフェ
  • 監督:ロバート・ワイズ
  • 公開年:1951年

あらすじ

突然ワシントンD.C.に謎の宇宙船が降り立った。多くの人が見守る中、宇宙船の中から地球人によく似た男が現れる。男はクラトゥと名乗り敵意がないことを示すが、恐怖に駆られた1人の兵士がクラトゥに発砲してしまう。倒れこむクラトゥを取り押さえようとした時、宇宙船からロボット「ゴート」が降りてくる。暴れ始めるゴートだったがクラトゥの発した命令により停止させられる。クラトゥはそのまま病院に運ばれ、地球に来た目的を世界に発信したいと話すが、各国の確執により上手く事が進まない。話を聞いてもらうのが難しいと知ったクラトゥは実力行使に出ようとするが、その手段とはなんと地球の全エネルギーを停止させることだった……。

原作はハリー・ベイツの短編

原作はハリー・ベイツの『主人への告別』です。

原作といっても全然違うらしいので読んでみたいですね。

短編アンソロジーなどに収録されています。

感想

ナマケネコ
地球の自転は止まらなかった

オカ メイコ
古典SFとしても当時を知ることが出来る映画としてもオススメの名作よ

静かなSF映画です。

『宇宙戦争』みたいに異星人に侵略されるわけでもなく、ただただこのままだと地球危ないよと教えてくれる映画です。

ちょっと気になったのが地球のエネルギーを停止するっていうのが思っていたよりも規模が小さかった事ですね。

地球の自転まで止めるのかと思っていたので、少々拍子抜けしました。

劇中でもあまりパニックになっていませんでしたしね。

ですが危険の少ない方法で科学力の高さを示すという目的を達成するには妥当なやり方だったのかな。

あとこの映画では当時の世界情勢を窺い知ることが出来ます。

東西に分かれてしまって元には戻らない、いつか爆発してしまうかもしれない恐怖の進行を誰かに止めてもらいたい。

自分たちではどうしようもなくなってしまった状態であるのを自覚していたからこそ、神のメタファーとして自分たちより高次元的存在である、文明が進んだ異星人に世界の仲裁を希望していたのかもしれません。

結末も『渚にて』と同じように人類に向けてのメッセージともとれますし、古典SFというだけではなく、当時の状況を何となくでも感じ取ることが出来る、時代を反映した名作映画でもあると思います。

まとめ

この時代の映画には当然といえば当然なんですが、冷戦をストーリーに組み込んでいるのが少なからずありますね。

当時を知らない私としては断片的にでも知ることが出来るのはとても興味深い事なんですが、それほどまでに生活に密着していた出来事だったのでしょうか。

映画だけではないのですが、そういった歴史的な背景を考えるきっかけとなる古典作品というのは自分を豊かにしてくれますよね。

『地球の静止する日』はそういった部分でも注目すべき作品だと思います。

もちろん単純に映画としても面白いです。

クラトゥ役のマイケル・レニーの本当に地球人を観察しているかのように見える演技力や、そうでありながら地球人との大人のラブロマンスもあるなど、見どころ満載です。

ゴートのチープさもまた味があっていいですしね。

是非皆さんに見てもらいたい名作映画です。

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