原作はあのロバート・A・ハインラインだよ
皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。
今回は映画『プリデスティネーション』(2014年)をご紹介します。
時空警察官が連続爆弾魔を捕まえるためにタイムトリップを繰り返していくという物語です。
序盤に散りばめられたピースが終盤瞬く間にハマっていきます。
この記事を読んで興味が湧いたら是非見てみて下さい。
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。
プリデスティネーション
あらすじ
1970年、ニューヨークの酒場に現れた青年がバーテンダーに身の上を語り始める。にわかには信じられない驚きの内容だったが、バーテンダーは力になりたいと申し出る。バーテンダーは時空警察官で、青年の人生を狂わせた者への復讐の機会を与えるというのだ。青年は戸惑いながらも復讐を果たすために1963年に戻る。しかしそこで待ち受けていたのは受け入れがたい真実であった。時空を超えたミステリーの先に待ち受ける逃れられない運命とは――。
原作はロバート・A・ハインラインの『輪廻の蛇』
原作は『夏への扉』や『月は無慈悲な夜の女王』などで知られているロバート・A・ハインラインの『輪廻の蛇』です。
短編なので空いた時間に読むのにいいですよ。
最後に全てが繋がる作品
上手くまとまっている映画だと思います。
序盤に出てくる映像は時系列が良く分からなくて最初は混乱すると思いますが、
終盤に全てが繋がっていきます。
鑑賞後はストーリー構成になるほどなぁと感心する一方で、
内容と言いますか結末には少々悲しみが残りました。
タイトルであるプリデスティネーション(predestination:運命、宿命)が示すように、
まるで自分の尻尾を噛んで輪となっているウロボロスのようなストーリーなので妥当な結末なのですが、
物語に救いがないような気がします。
ですがそもそもタイムパラドックスや運命をテーマにしていますから、
そのタイトル通りの作品となっているのはポイントが高いです。
見ていくうちに謎が解消されていく、
時間ミステリーとしては佳作以上の出来となっていると思います。
まとめ
見終わった後の爽快感などはなく、
むしろ物語全体に対しての絶望感が残りますが、
ストーリーのまとまりは感じられると思います。
構成や脚本は高いレベルにあるのではないでしょうか。
謎が解けていく過程を楽しむというよりは、
不条理なストーリーをメタ的視点で楽しむという作品だと思います。
ネタバレなしで感想を書くのは難しい作品です。
是非一度ご覧になって下さい。
タイトルに偽りなしヨ
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本作品の配信情報は2021年5月2日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サービス(VOD)のホームページもしくはアプリをご確認ください。
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