とても雰囲気がいい映画だよ
皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。
今回は映画『暗闇にベルが鳴る』(1974年)をご紹介します。
クリスマスパーティー中の女子寮にかかってきた電話から恐怖の惨劇が幕を開けるサスペンス・スリラーです。
この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。
暗闇にベルが鳴る
あらすじ
北アメリカにある女子学生寮でクリスマスパーティーが行われていた。パーティーの最中にかかってきた不審な電話に対して悪態をついて切ったことから惨劇の幕が上がってしまう。パーティーの途中で部屋に戻ったクレアが何者かに殺されてしまい1人目の犠牲者となる。その後警察の必死の捜査にもかかわらず、暗闇にベルが鳴る時犠牲者が増え続けていく。
2度のリメイク
この作品は2回リメイクされています。
1回目はオリジナル版で監督を務めたボブ・クラークが製作総指揮を執った『ファイナル・デッドコール 暗闇にベルが鳴る』(2006年)です。
日本では劇場公開されなかったようなので、
制作から5年後にDVDが発売されるまでは知らなかった人も多いのではないでしょうか。
『ファイナル・デスティネーション』などの脚本書いたグレン・モーガンが監督なのでこのタイトルになったのかな。
2回目のリメイクはソフィア・タカール監督の『ブラック・クリスマス』(2019年)です。
こちらも日本では劇場公開されなかったので製作から1年後の2020年にBlu-rayとDVDが発売されました。
有名な都市伝説がモチーフ
「ベビーシッターと2階の男(The Babysitter and the Man Upstairs)」という都市伝説がモチーフとなっているようです。
簡単に説明すると、
2階に潜んでいる殺人鬼から2階に来いという電話がかかってくる、
という都市伝説です。
同じ都市伝説をモチーフとした作品に『夕暮れにベルが鳴る』(1979)などがありますし、
結構有名な都市伝説のようですね。
スリラー系が苦手な人にもオススメ
この作品はサスペンス・スリラー映画に慣れていない人、
もしくは少し苦手な人にもおすすめ出来る作品だと思います。
スプラッター表現も少なく、
大きい音がなったりする所謂ハリウッドのビックリ系ホラーとは違い、
じわじわ追い詰められていく恐怖感を楽しむことが出来ます。
ストーリーは多少の突っ込みどころはあるものの非常にシンプルで、
カメラワークや演出などは今では定番となっている技法を用いているので古臭さを感じません。
ラストが少し惜しいかなと思いますが、
都市伝説がモチーフとなっていることを考えるとあの終わり方にした方がそれっぽさがあっていいのかなと思ったり。
そのラストの消化不良感のおかげで傑作と呼ばれるのを逃している気がしますが、
74年作ということで『ハロウィン』(1978年)や『13日の金曜日』(1980年)よりも前の作品というのも踏まえると、
サスペンス・スリラー系としては個人的には傑作と評してもいいと思います。
クリスマスになると見返したくなる映画の1つですね。
まとめ
クリスマスパーティー中にかかってきた電話から連続殺人が始まるサスペンス・スリラーです。
犯人の変質者描写やじわじわ追い詰められていく恐怖感、
襲われる際のカメラワークや演出など現在のサスペンス・スリラー映画に通じる傑作だと思います。
スリラー映画が苦手な人でも楽しめるクリスマスにおすすめの1本ですね。
興味が湧いた方は是非ご覧になって下さい。
やっぱり季節行事には惨劇が起こらないとネ
動画配信サービス(VOD)で見るならこちら
2021年5月現在では配信している動画配信サービス(VOD)は無いようですので、DVDやBlu-rayを購入するかレンタルで楽しんで下さい。 配信情報を見つけ次第更新する予定ですが、もし配信しているサイトをご存知の方がいらっしゃいましたら是非コメントで教えて下さいね。
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