これは絶対に見るべきだよ
皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。
今回は映画『素晴らしき哉、人生!』(1946年)をご紹介します。
人生に絶望し自殺しようとしていた男の前に天使が現れ、
自分の人生を見つめ直すというヒューマンドラマです。
クリスマス映画の定番となっている作品です。
この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。
素晴らしき哉、人生!
あらすじ
人のいいジョージはいつも人のために行動してきた。自分の夢を諦め亡くなった父の会社を継いだジョージは、富豪で商売敵のポッターにも負けず、良心的な経営を心掛け住民からの信頼を得ていった。しかしとあるミスから絶望の窮地に追い込まれ、ジョージは橋の上から飛び降りようとする。するとその時不思議な老人が現れ、ジョージに自分は天使だと告げる。
原作はフィリップ・ヴァン・ドーレン・スターン『The Greatest Gift』
原作はフィリップ・ヴァン・ドーレン・スターンの『The Greatest Gift』です。
最初は自費で友人たちに配った短編だったということです。
それが友人の知り合いである映画製作のプロデューサーの目に留まり映画化にまでなったようです。
日本語訳の本はみつかりませんでしたが、
Audibleの朗読作品に入っていますので、
興味がある方はAudibleの無料体験を試してみて下さい。
多くの人にオススメ出来る映画
これは素敵な映画としか言えないです。
本当に多くの人に見てもらいたい作品ですね。
アメリカではクリスマスの定番映画となっているようですが、
日本でもそうしてもらいたいほどです。
やはり名作は何年経っても名作なんだと認識出来る作品です。
前半があるからこそ活きる後半
人のために生きてきた男が報われる話です。
前半はジェームズ・スチュアートが演じる主人公ジョージの半生を追体験し、
現在に追いついたところで後半一気に最後まで駆け抜けます。
その構成も素晴らしく、
前半ではジョージの半生をターニングポイントごとにピックアップし、
後半でそのターニングポイントがどうなっているのかという見せ方は全てに無駄がありません。
前半部分は長いと感じるかもしれませんが、
その描写があるからこそジョージに感情移入出来るのだと思います。
エンディングから緻密に逆算された見事な構成だと思います。
ドナ・リードとライオネル・バリモア
ドナ・リードとライオネル・バリモアがまたいい役を演じているんですよね。
ドナ・リードが演じるジョージの妻であるメアリーは良妻賢母と呼ぶにふさわしい役柄を巧みに演じていますし何より美しいです。
敵役のポッターを演じているライオネル・バリモアはまさにはまり役といっていいほど憎らしさが滲み出ています。
ストーリーの評価が高い作品ですが、
主役のジェームズ・スチュアートを始め役者陣の演技もこの映画を名作足らしめている要素だと思います。
少しネタバレ
それに少しネタバレになってしまいますが、
天使が現れても全てが解決した訳ではないというのがまたいいんですよね。
天使はほんの少し手助けするだけで結局ジョージ自身の人生を好転させるのは今までの自分の行いなんです。
ここにこの映画が評価されるポイントがあると思っています。
天使が全てやってくれていたとしたらここまで高い評価にはならなかったのではないでしょうか。
鑑賞後に前向きになれるのは、
自分がやってきたことが無駄ではなく全て必要だったというストーリーだったからこそだと思います。
生きていれば色々後悔することもありますからね。
この映画で自分の人生を肯定されたと感じる方が多いのではないかと思います。
ストーリー、構成、役者、これらが上手くはまっていて本当に名作です。
絶対に1度は見てほしい映画ですね。
まとめ
自分の人生に悩んだ男が天使によって自分の人生を見つめ直すというヒューマンドラマです。
クリスマスになると見返したくなる1本です。
クリスマスの定番映画となっているのも納得の名作だと思います。
興味が湧いた方は是非1度でいいのでご覧になって下さい。
頑張って生きるのヨ!
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本作品の配信情報は2021年5月25日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サービス(VOD)のホームページもしくはアプリをご確認ください。
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