製作費は当時の価格で4,400万ドルだって
皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。
今回は映画『クレオパトラ』(1963年)をご紹介します。
プトレマイオス朝最後の女王であるクレオパトラ7世の生涯を、
現代の貨幣価値にして300億円以上もの大金で作り上げた大作歴史映画です。
絢爛豪華なセットは息をのむほどの美しさです。
この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。
クレオパトラ
あらすじ
紀元前48年、エジプト王国は権力の座を巡って骨肉の争いが続き、国内は疲弊していた。クレオパトラは弟であるプトレマイオスを立てる一派により王宮から追放されるが、アレキサンドリアに遠征してきていたローマの将シーザーに出会う。クレオパトラはシーザーによりエジプトの王に即位するが、ローマに凱旋したシーザーはブルータスの手にかかり命を落としてしまう。失意の底に沈むクレオパトラだったが、やがてローマからやってきたアントニーに出会い二人は恋に落ちる。
圧倒的なスケール感
巨額の製作費をかけただけあってセットや小道具の煌びやかさには目を見張るものがあります。
エキストラも22万人以上が参加したらしく、
クレオパトラがローマに入る際のパレードなどは圧巻の一言です。
この映画にかかった莫大な費用によって20世紀フォックスが破滅しかけたとか、
エリザベス・テイラーが撮影中にジフテリアを発症し気管を切開したため喉にある手術跡が映像で確認出来るとか、
アントニー役のリチャード・バートンとエリザベス・テイラーの不倫問題がスキャンダルになったりとか、
作品の内容以外でも随分世間の話題になったようです。
4時間を越える大作ですが前半後半に分かれていて一息つけるタイミングもありますので、
長さが気になる方は分けて見るといいと思います。
古代エジプト最後の王朝の滅亡を描く歴史絵巻
ストーリーは古代エジプト最後の王朝であるプトレマイオス朝の滅亡を、
クレオパトラの恋愛と絡めて描いています。
かといって恋愛映画となっているのではなく歴史映画となっているのは、
クレオパトラ視点ではなく第三者視点で物語を進めているからだと思います。
傍観者の視点とすることによって視聴者は外側から淡々と物語を追う事が出来ます。
まるで舞台を見ているかの様に外側から物語を俯瞰することによって、
クレオパトラ視点の恋愛映画ではなくプトレマイオス朝の滅亡を描いた歴史絵巻として楽しむことが出来るのではないかと思います。
エリザベス・テイラーだからこそ
そういった意味ではエリザベス・テイラーはぴったりの配役ではないでしょうか。
主役として存在感を示しつつも画面全体で見た時に目立ち過ぎず、
なおかつ背景から浮かないで溶け込んでいます。
そのおかげでキャラクターだけに注目するのではなく画面全体を見ることが出来るので、
歴史絵巻として見る時に物語の邪魔をしていません。
豪華絢爛な舞台セットや煌びやかな衣装などの小道具に負けないエリザベス・テイラーがいるからこそ、この映画が成り立っているのだと思います。
映画の外側で話題になったエリザベス・テイラーですが、
世界三大美人の1人として数えられているクレオパトラ7世に相応しい役者だったと思います。
今の時代ならほとんどCGで作ってしまうので、
この時代だから出来たアナログ歴史大作映画です。
少しでもクレオパトラについて知りたいならオススメの映画ですよ。
まとめ
この映画の見所は、
豪華なセットや小道具などで2,000年前のエジプト・ローマを再現しようとしている所だと思います。
それによって作り物を見ているというより実際にあったことを験しているような錯覚に陥ります。
現代の映画では見られない豪華絢爛なセットは是非一度ご覧になってみて下さいね。
史実と比べてみると面白いわヨ
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本作品の配信情報は2021年5月13日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サービス(VOD)のホームページもしくはアプリをご確認ください。
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