何故か魅力的な作品だよ
皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。
今回は映画『プロムナイト』(1980年)をご紹介します。
6年前の事件に関わっている男女4人組がプロムの夜に何者かに襲われていくスリラー映画です。
シリーズ化され2008年にはリメイクも作られました。
この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。
プロムナイト
あらすじ
ある廃屋で鬼ごっこをしていた5人の子供たちであったが、誤りから1人の少女を転落死させてしまう。4人は真相を秘密にしようと誓い合い真実が暴かれないまま6年が経った。成長した4人が通う高校でプロムが開かれる夜、校内で何者かによる殺人事件が起こる。被害者は6年前のあの事件の関係者である4人の内の1人であった。
不思議な魅力がある作品
後にシリーズ化され2008年にはリメイクも作られているスリラー映画です。
その割にはそこまで名作でもないような感じがしたのですが、
プロムに起こる連続殺人という舞台設定は魅力的だなと思わせる作品でした。
やはりこの時代のホラーやスリラーはいいですね。
雰囲気もよく演出も古臭いながらも王道なので、
80年代のスリラー系映画の入門としてオススメ出来る作品だと思います。
『暗闇にベルが鳴る』を彷彿とさせる犯人が電話をかけるシーンは今では出せない当時の緊張感があり、
当時の社会では当たり前だったものがこうやって段々失われていくんだろうなと少ししみじみとしました。
スリラー映画では殺人鬼が強すぎて無抵抗のまま殺されていくキャラが基本なのですが、
この映画では犯人に少々ドジな部分があるので襲われるキャラがそれなりに抵抗していたり逃走していたりと、
ただのスラッシャー映画にはしていないのは良かったかなと思います。
展開は遅く盛り上がりに欠けるが
ただ序盤から中盤にかけてはプロム前で浮かれている学生たちの日常を描写しているだけで事件は一切起こらず、
スリラー系としては少々退屈と感じる作品であるのも事実です。
かと言って終盤の展開にそれまで溜まったストレスを解放するだけの勢いがあるかというとそこまでの力はなく、
結果として盛り上がりの頂点も低く持続もしないまま終わってしまうので消化不良の感は否めません。
全体としては中弛みしていてラストもパッとしない終わりなのは否定できず、
万人にオススメ出来る作品ではないとは思います。
ですがやはりプロムに起こる連続殺人という舞台は魅力的であり、
そういった意味でも一度は見ておくべき作品だと思います。
スプラッター表現もそれほど激しい演出はなく、
スリラーが苦手な方でも楽しめる作品になっているので、
80年代のスリラー映画の雰囲気を楽しみたい方にはオススメの作品です。
まとめ
過去の事件の関係者がプロムの夜に襲われていくスリラー映画です。
名作と呼べるほどの作品ではないのですが不思議と魅力があり、
それはシリーズ化されリメイクが作られたことからも分かると思います。
スプラッター表現なども抑えられているので、
スリラー映画が苦手な方でも楽しむことが出来ると思います。
80年代の雰囲気が感じられる映画ですので、
興味がある方は是非ご覧になって下さい。
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本作品の配信情報は2021年6月12日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サービス(VOD)のホームページもしくはアプリをご確認ください。
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