カルト的人気があるのも分かる作品だよ
皆さんこんにちは。ナマケネコ(@namakeneko)です。
今回は映画『ファンタズム』(1979年)をご紹介します。
現在までに5作出ているカルトホラーの第1作目です。
2016年にシリーズ最終章である『ファンタズムV:ザ・ファイナル』が公開されホラー映画ファンの間では話題になりましたね。
不気味な背の高い男(トールマン)とその男に狙われた少年の戦いを軸にストーリーが展開していく、青春カルトホラーです。
この映画の代名詞とも言える不気味なトールマンと人を襲う銀色の球体「シルバー・スフィア」は必見です!
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んでくださいね。
ファンタズム
あらすじ
兄の友人の葬式のあとにマイクは霊園で奇妙な出来事を目撃する。異常に背の高い男(トールマン)が死体の入った棺を一人で車に担ぎ込みどこかへ去っていったのだ。マイクはその後霊園に忍び込むが管理人らしき男に見つかってしまう。しかしどこからか飛んできた銀色の球体に襲われ男は絶命する。そうこうしているうちに今度はトールマンに襲われ、マイクは命からがら霊園から逃げ出す。しかし悪夢は始まったばかりだった……。
監督自身によるノベライズがあるみたい
どうやら監督であるドン・コスカレリ自身が書いたノベライズがあるようですね。
ですがどこの通販サイトにもありませんでした……。
地道に古本屋巡りでもしますかね。
トールマンがいてこその幻想的ホラー
不思議な映画でしたね。
恐怖感はあまりないんだけど幻想的な怖さがあると言いますか、
なぜかふとした時に思い出してまた見たくなるような感じの何とも言えない不思議な映画です。
幻想的なホラー映画で有名なダリオ・アルジェントの『サスペリア』とはまた違った感じですね。
『サスペリア』はもろに光の演出でそう見せていましたけど、
『ファンタズム』が幻想的に見えるのは多分「トールマン」のせいなんだろうと思います。
トールマンの存在感
素早いわけでもなくむしろホラー映画の敵役としては遅い方に入るのに、
常にこちらの行く先に現れて逃げられない恐怖を植え付けてくる背の高い男、トールマン。
地の底から語りかけてきている様な不気味な声で言うセリフ「Boy」は本当に耳に残ります。
トールマンがいつでも後ろにいてこっちを見ている様な、
そんな悪夢の様なトールマンの存在が『ファンタズム』を幻想的な映画に仕立て上げているのだと思います。
夢と現実の境界を曖昧にする存在、トールマン。
トールマンがいなければこの映画は1作で終わっていたかもしれませんね。
有名ホラー映画には恐怖の対象になるキャラが必須ですが、
この作品のトールマンも有名キャラに負けず劣らずの存在感です。
不気味な存在の代名詞としてもっと有名になってもいいのにとも思います。
そこまで恐怖感はないのになぜか気になってしまうトールマンがいてこその幻想的ホラー映画でした。
まとめ
全5部作からなる名作カルトホラー映画の第1作目『ファンタズム』。
やはり「トールマン」の存在が大きいですね。
彼がいなかったらここまで人を惹きつける映画にはならなかったでしょう。
あとは空中から人を襲ってくる銀色の球体「シルバー・スフィア」もいいんですよね。
あの見た目にも美しい殺人小道具がこの映画の行く末を決定づけたような気もします。
凄く面白いというわけではないのですが、なぜか人に薦めたくなる不思議な映画です。
興味が湧いた方は是非ご覧になって下さいね。
ボォーーーイィ
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本作品の配信情報は2021年4月21日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サービス(VOD)のホームページもしくはアプリをご確認ください。
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