
まるでマペットが生きているみたい
皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。
今回は映画『ラビリンス 魔王の迷宮』(1986年)をご紹介します。
2016年に亡くなったデヴィッド・ボウイが魔王役で出演しているファンタジーです。
マペットたちの生きているような動きには目を見張ります。
この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。
ラビリンス 魔王の迷宮
あらすじ
ノベライズもあります
ノベライズも出ているようです。
映画そのままの内容になっているようなので、興味がある方は読んでみて下さいね。
ファミコンのゲームとボードゲームにも
ファミコンでゲーム化されていて、さらにボードゲームにもなっています。
どちらも映画の内容に沿ったプレイが出来るようですから、興味がある方は是非チェックしてみて下さいね。
まるで生きているかのようなマペット
迷宮を攻略するメルヘンチックなファンタジー映画です。
弟を助けるために「ラビリンス」と呼ばれる迷宮に挑戦するといった概要から、もっと強めのファンタジーを想像していたのですが少し違いましたね。
雰囲気は良かったのですが、全体としては少し退屈に感じられる映画だったかなと思います。
緊張感もあまりなく途中で魔王が歌い出したりしてストーリーに没入出来なかったのが原因です。
主人公と魔王以外に人間はほとんど出てこず、ほぼ全てのキャラクターはマペットで作られています。
このマペットが素晴らしく、誰かが操っているとは到底思えないクオリティでした。
それだけにもっと本格的なファンタジーでも良かったような気がします。
手作りのマペットが醸し出す温もりや雰囲気は、CG全盛期の今にあってはとても懐かしく暖かみがあり、そこは本当に賞賛されるべきだと思います。
魔王だけなぜ見た目人間なのか……
少し残念なのが、魔王役のデヴィッド・ボウイだけマペットたちから浮いているような感じがすることです。
「ラビリンス」に登場するクリーチャーたちはほぼマペットなのに、なぜ魔王だけもろに人間のビジュアルなのでしょうか。
そのせいで子供向け教育番組のような雰囲気がずっとまとわりついていて、素直に映画の世界に入り込めませんでした。
途中で歌い出したこともそう感じさせる一因だったと思います。
もう少し人間感を無くしてクリーチャー寄りにしても良かったような気がしますね。
ビジュアルは素晴らしい
『不思議の国のアリス』のような世界の造形や、エッシャーを想起させる上下左右を無視した階段、そしてマペットたちの本当に生きているかのような仕草などは見ていて面白く、この映画の魅力はビジュアルにあることを改めて認識させられます。
ストーリーは単純ですが、少し『オズの魔法使い』のような要素もあり、仲間を増やして魔王の元へ向かう展開はファンタジーの王道ともいえるでしょう。
ただ前述のようにどこまでいっても教育番組感が拭えなくて、単純なストーリーに暖かみのあるセットが魅力的な映画、という感想以上のものは出てきませんでした。
2016年に亡くなったデヴィッド・ボウイを鑑賞することが出来るのはプラスですね。
まとめ
マペットの動きや迷宮のデザインは素晴らしく、CGにはない不思議な温もりを感じられる作品だと思います。
デヴィッド・ボウイの音楽を堪能出来る映画となっていますので、是非一度ご覧になって下さい。

続編が作られるみたいネ
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