映画『砂漠のアウトロー』あらすじと感想/タイムスリップではないよね？

皆さんこんにちは。ナマケネコ（@neko_namake）です。

今回は映画『砂漠のアウトロー』（2014年）をご紹介します。

仲間を裏切り砂漠の城塞都市に逃げ込んだ男が部族争いに巻き込まれるアクション・アドベンチャーです。

美しい砂漠の風景や隠された黄金のお宝など視覚的にも楽しめる映画です。

この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。

ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。

砂漠のアウトロー

あらすじ

色々詰まったアクション・アドベンチャー

雄大な砂漠の描写が美しいアクション・アドベンチャーです。

砂漠の城塞都市で捕らわれた男が部族の対立に巻き込まれる形で物語は進んでいきます。

砂漠ならではの描写やアラビアンな物語に付き物の黄金のお宝などもあり、
意外と最後まで楽しめる作品だったと思います。

知らない俳優だったということもあり俳優とキャラを同一視出来たことも作品が楽しめた要因だったと思います。

やっぱり知っている俳優が出ていると役より俳優を見てしまう事がありますから、
こういったあまり有名ではない作品は意外と物語自体を楽しめたりするのでオススメです。

この作品はそれだけではなく、
街を牛耳るギャングとのアクションや秘宝を探すアドベンチャー、部族の長の娘とのロマンス、美しい風景描写、といった具合にバラエティに富んだ作品となっていて、
抜群に面白い訳ではないのですが見ても損はないレベルの作品と言えると思います。

意外とコミカルなシーンもあり息抜きに丁度いいバランスで組み合わされているのも良かったですね。

昔々のこと？

ただちょっと気になる部分がありまして。

物語はとある町で語り部が「昔々のことだ……」と語る所から始まります。

そこから主人公であるアミールの物語になっていくのですが、
アミール本人がその場にいてその語り部の話を聞いているんですよね。

つまりこれから始まるアミールの冒険が昔々の物語として語られているということになります。

アミール本人が語り部の話を聞くのは問題ではありませんよね。

アミールの過去の物語を本人が聞いているだけですから。

ただこの映画はこれから行われることが過去の事として語られているのをその本人が聞いているという矛盾が生じているように見えます。

タイムスリップ……？

もしかしてこの砂漠の城塞都市にタイムスリップして入り込んだのでは？
それなら「銀行強盗（現在）⇒城塞都市（過去）⇒語り部が過去の城塞都市でのアミールを語る（現在）」というのはおかしくないのでは？　と思ったのですが、
それにしては武器がマシンガンであったり車などが現代っぽかったりでつじつまが合わない気がします。

モロッコの映画なので原題の”Kanyamakan”をモロッコの公用語であるアラビア語で検索してみますと、
“Kan ya ma kan”は「昔々」という意味だそうです。

そうだとしたらやはりアミールの物語は過去のことというのは間違いがない様に思いますけどどうなんでしょう。

映画の冒頭は時系列的にはエンディング後なのかもしれないとも思いましたが、
群衆の中にいる一緒に銀行強盗をしたメンバーの服装が強盗中の服装と一緒なんですよね。

それを考えるとやっぱり「語り部の話を聞く⇒銀行強盗⇒城塞都市に逃げ込む」という時系列で正しいと思いますが……。

そこまで深く考えていないのかもしれませんし、
私も一回しか見ていないので見落としがあったかもしれません。

もしまた見る機会があったらその辺りの確認もしたいですね。

皆さんはどう思いましたか？

まとめ

砂漠に囲まれた城塞都市で起こる部族の争いに巻き込まれた男の映画です。

美しい砂漠やアラビアンな物語を象徴する黄金のお宝など、
色々なキーワードが散りばめられたアクション・アドベンチャーです。

興味が湧いた方は是非ご覧になって下さい。

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