映画『フローズン・ライター』あらすじと感想/曖昧な虚構と現実

『フローズン・ライター』アイキャッチ スリラー
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ナマケネコ
ナマケネコ

虚実入り混じった作品だね

皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。

今回は映画『フローズン・ライター』(2011年)をご紹介します。

精肉工場に閉じ込められた売れない脚本家が、
虚構と現実の間を行ったり来たりしながら作品を作り上げていくという映画です。

『ターミネーター2』でジョン・コナー役を演じていたエドワード・ファーロングが主人公ジャックを演じています。

この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。

ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。

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フローズン・ライター

作品情報
  • 原題:Below Zero
  • ジャンル:スリラー
  • 監督:ジャスティン・トーマス・オステンセン
  • 脚本:シグネ・オリニク
  • 出演:エドワード・ファーロング / マイケル・ベリーマン / クリスティン・ブース / セイディ・マドゥー / マイケル・アイズナー
  • 上映時間:98分
  • 公開年:2011年

あらすじ

アイデアが浮かばずスランプに陥っていたホラー作家のジャックは、古い精肉工場を借りて閉じこもることにした。凍死の恐怖と闘いながらストーリーを練り上げていくうちに、虚構と現実の境目が曖昧になっていく。目に見えている世界は虚構なのか現実なのか。ジャックは命を削りながら物語を紡いでいく。

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曖昧な境界

なんというか釈然としないストーリーだったなと思います。

閉じこもっている精肉工場でシナリオを練っていく現実シーンと、
練ったシナリオを劇中劇として演じていく虚構シーンが交互に入り混じり、
段々その境界が曖昧になっていくという構造になっています。

途中でシナリオに変更を加えるとすぐそれを反映した劇中劇が展開されるのは良かったのですが、
問題は現実シーンだと思われる方にも変化が起きていて、
現実なのかどうかが分かりにくくなってくることです。

本来なら現実シーンでも恐怖を感じる出来事が起こることでスリラー感が増していくのですが、
この作品では現実なのかどうかがそもそも分かりにくいので、
映画に入り込めずただストーリーを追っていくだけの見方しか出来ませんでした。

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メリハリが無くぬるっと終わった印象

虚実入り混じる展開なのに、
虚構か現実かが分からなくなったらメリハリが無くなってしまうので、
難しい作品になってしまうと思います。

それを上手く使って幻想的な作品に仕上げるならいいのですが、
この作品はその手法に当てはまらずあくまでも現実は現実として見せる事でスリラー感を演出しようとしている作品だと思うので、
虚構と現実の境界を曖昧にしたことで作品の輪郭をぼやけさせてしまったのではないかと思います。

最後まで見るとやりたかったことの意味が分かるのですが、
感心するというより今までのは何だったのかと言うような肩透かし感は否めません。

面白く出来そうな要素を持っているのにうまく料理することが出来なかった作品だと思います。

色々惜しかったなという気がする映画でした。

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まとめ

極寒の精肉工場に閉じ込められた脚本家が自分の置かれた状況を基にシナリオを練っていくが、
段々現実なのか虚構なのかが分からなくなっていくというシチュエーション・スリラーです。

『ターミネーター2』のジョン・コナー役として知られているエドワード・ファーロングが主人公を演じています。

分かりにくい脚本ではありますが最後まで見ることで理解出来るようになっていますので、
興味がある方は是非最後までご覧になって下さい。

オカ メイコ
オカ メイコ

久しぶりにエドワード・ファーロングを見たワ

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