映画『ブレードランナー』あらすじとネタバレ感想/原作との違いも解説

『ブレードランナー』アイキャッチ SF
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ナマケネコ
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絶対に見るべき1本だよ

皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。

今回は映画『ブレードランナー』(1982年)ご紹介したいと思います。

SF映画の金字塔と呼ばれたこの作品。

魅力的な映像美に現代のテクノロジーに対する警鐘。

この記事を読んで少しでも興味がわいたら是非一度見てみて下さいね。

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ブレードランナー

作品情報
  • 原題:Blade Runner
  • ジャンル:SF / アクション
  • 受賞:1983年度ヒューゴー賞:最優秀映像作品賞 / 第36回英国アカデミー賞:撮影賞・プロダクションデザイン賞・衣装デザイン賞
  • 原作:フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(1968年)
  • 監督:リドリー・スコット
  • 脚本:ハンプトン・ファンチャー / ブライアン・ケリー
  • 出演:ハリソン・フォード / ルドガー・ハウアー / ショーン・ヤング
  • 上映時間:117分
  • 公開年:1982年

あらすじ

酸性雨が降り続く2019年のロサンゼルス。環境汚染が進んだ地球を捨て人類の多くは宇宙へ進出していた。21世紀初頭にレプリカントと呼ばれる人造人間が開発され、地球外基地での奴隷労働や他の惑星の探検などに使われていた。感情が芽生えたレプリカントたちによる反乱をきっかけにレプリカントたちに寿命が設定されたが、地球に逃亡し人間社会に紛れ込もうとするレプリカントたちが後を絶たなかった。警察の専任捜査官「ブレードランナー」であるリック・デッカードは逃亡してきたレプリカントを処分するように命令を受け追跡を開始するが、捜査の過程で知り合ったレプリカントに心を惹かれていく……。

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原作はフィリップ・K・ディックの名作

原作はフィリップ・K・ディックの名作、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』です。

秀逸なタイトルもさることながら現在まで通用する設定や世界観、
小道具などから感じられる細部にまで及ぶ先見性など名作と呼ぶにふさわしいSF小説です。

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』は別の記事で紹介していますのでよかったらこの記事とあわせてご覧ください。

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の感想はこちら
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7つのバージョンがある?

1982年に公開されたこの映画なんですが、
実は全部で7つのバージョンがありその中の5つがソフト化されているようです。

その5つというのが「サンディエゴ覆面試写版」と「USテレビ放映版」を除いた、

  • ワークプリント版
  • US劇場公開版
  • 完全版
  • ディレクターズ・カット(最終版)
  • ファイナル・カット

となっていまして、
それぞれ少しずつ違うみたいですがどれか1本だけ見るならファイナル・カット版がいいと思います。

なぜなら各バージョンでカットされたり追加されたりしたシーンが監督であるリドリー・スコット自身によって編集されて、
よりリドリー・スコットが伝えたかったものに仕上がっているからです。

どれを見るか迷っている方は参考にしてくださいね。

日本では下にご紹介しているDVDボックスとBlu-rayボックスそれぞれに収められています。

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内容を簡単にご紹介(ネタバレあり)

内容を簡単にご紹介しますがネタバレがあるので気にならない方だけご覧ください。

下のボタンを押すと読むことが出来ます。

命令を受けたデッカードはレプリカントの製造元であるタイレル社を訪れますが、
そこでレプリカントであるレイチェルと出会います。

デッカードと出会ったことで自分がレプリカントだとわかったレイチェルは、
タイレル社から逃げ出し、主人公に匿われることになります。

そしてお互いを知っていくことで惹かれあっていきます。

一方で地球に逃亡してきたレプリカントたちの目的はというと、
数年経つと感情を持つようになるのを防ぐために、
予め四年に設定されている寿命を延ばしたいということでした。

自分たちに残されている寿命があまりないことを知っているロイ・バッティはタイレル社に行き、
寿命の延長を要求しますが不可能だと言われます。

失意のまま一緒に逃亡してきたレプリカントであるプリスのもとに戻りますが、
デッカードにより処理されたあとでした。

その場にいたデッカードと死闘を繰り広げ優位に立ちますが、
自分の寿命が尽きかけているのを知ったロイ・バッティは、
屋根から落ちかけているデッカードを引っ張り上げ、
そのまま目を閉じ終わりを迎えます。

逃亡してきたレプリカントを全て処理し終えたデッカードは、
レイチェルを連れて逃げ出します。

ここでファイナル・カット版は終わっていますが、
他のレプリカントとは違い寿命が長いレイチェルとの逃避行のワンシーンがエンディングに入っているバージョンもあるみたいです。

でも一番最後に発表されているファイナル・カット版に入っていないということは、
二人の結末は視聴者に想像の余地を与えたかったのかなと思います。

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強烈に記憶に残るビジュアル

退廃的で終末感のある未来都市といえばこの映画を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

なんといっても映像が美しい。

幻想的な美しさと言うよりは、
細部にこだわった小道具や世界観の表現の仕方が秀逸なんですよね。

特に有名なのがこの部分でしょう。

“環境汚染により昼間でも暗い世界に酸性雨が降り注ぎ、怪しい日本語がネオンで照らされビルには巨大な着物の女性が映し出されている”
という映画全編を通して何度も出てくるカット。

「ブレードランナー的な映像」で多くの方と共有できるイメージがあるというのがこの映画の名作たる所以なのですね。

羨ましいですよね。

私にはあの映像を作り出すことは一生出来ないでしょうし、
もし頭の中に映像が浮かんだとしてもそれを表現する術がありませんから。

多くの人の共通認識となるレベルの作品を作り出せるのは素直に羨ましいと思いました。

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原作との違いは?

別作品とまではいきませんがだいぶ違います。

ですが基本的な世界観や設定、展開は同じだと思います。

環境汚染により荒廃した世界、
人間に隷属させられていた人造人間(原作ではアンドロイド、映画ではレプリカント)の反乱・脱走、
そして彼らを「処理」する警察組織に所属するハンター(原作では賞金稼ぎ、映画ではブレードランナー)。

この辺は一緒なんですが映画ではあまり説明されていなかったような。

キャラクターの違いといえば映画版では主人公に妻がいなかったり、
レプリカントのリーダーのロイ・バッティが大活躍したりとかですかね。

あと決定的に違うのが、
原作では主人公のデッカードが人間とアンドロイドの違いについて問いかけてくるのに対して、
映画ではロイ・バッティがその役を担っています。

ラストは全然違うので、
原作でまず世界観を理解して、それから映画を見るという方が、
より一層理解が深まると思いますしおすすめですよ。

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『ブレードランナー 2049』を見る前に

続編である『ブレードランナー 2049』にハリソン・フォードもデッカード役で出てるみたいですし、
レイチェルがどうなったのかも気になるところですよね。

そういう意味でも『ブレードランナー 2049』を見る前にまずは『ブレードランナー』を観た方が理解度的にいいと思いますし、
もっと言うとその前にまずは『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を読むのが一番だと思います。

原作→本作→続編の順番がおすすめですよ!

ブレードランナー 2049前日譚3部作

2019年が舞台の『ブレードランナー』から2049年が舞台の『ブレードランナー2049』へ至るまでの空白の30年間に起きた出来事が「前日譚3部作」として公開されていますので、
『ブレードランナー 2049』を見る前に是非チェックしてみて下さい。

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まとめ

もしかしたら若い方が見ても古いなぁとしか感じられないかもしれません。

ですがこの作品が現在のSFコンテンツに多大なる影響を与えたと言われているのは事実です。

なので1度でいいから見ておくと、
今後SF映画を見た時に今までとは違う角度で見ることが出来るようになるかもしれませんよ!

なぜSF映画の金字塔と呼ばれているのか自分の目で確かめてみて下さいね。

興味が湧いた方は是非ご覧になって下さい。

オカ メイコ
オカ メイコ

圧巻の映像美ヨ!

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本作品の配信情報は2021年6月13日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サービス(VOD)のホームページもしくはアプリをご確認ください。

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