
豪華なセットと華麗なアクションが見ものだよ
皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。
今回は映画『女帝[エンペラー]』(2006年)をご紹介します。
中国の五代十国時代を舞台にした愛憎劇です。
シェイクスピアの『ハムレット』を下地にしています。
この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。
女帝[エンペラー]
あらすじ
五代十国時代の中国。皇帝が謎の死を遂げ、皇帝の弟リーが新帝の座に就いていた。皇帝をリーに殺されたことに気づいていた王妃のワンは、新帝リーに求婚され承諾する。復讐のため、そして密かに想いを寄せ合っていた義理の息子であり皇太子であるウールアンを暗殺から守るためであった。
原案は『ハムレット』
『ハムレット』を下地にした中国版愛憎劇です。
『ハムレット』を知らなくても楽しめますが、知っていると比較出来てより理解が深まりますので、気になる方はこの機会に是非読んでみて下さい。
美しい映像と舞のような殺陣
豪華絢爛なセットやまるで演舞のように華麗な戦闘シーンなど、徹底的に美しい映像にこだわっていることが分かる映画でした。
中国の歴史ドラマや歴史映画は映像が綺麗なものばかりですね。
明らかなワイヤーアクションですがなぜか中国の歴史作品との親和性が高く、違和感はありながらも許せます。
三国志演義などで一騎当千の武将が当たり前のイメージになっているからでしょうかね。
アクションは少しゆっくり目ですが舞を見ているような感覚なのであまり気になりません。
アクションと煌びやかな衣装の動きが上手く合わさって、戦闘シーンを立体的に表現出来ていたように思います。
『ハムレット』に母との恋愛をプラス
『ハムレット』を下地にしている愛憎劇ですが、『ハムレット』に母との恋愛要素を加え少しだけアレンジしています。
結構中国の歴史劇と『ハムレット』のような愛憎劇は合っているなと思いました。
権力と恋愛が絡むのがいかにも古代中国というような感じがして違和感がなく、『ハムレット』ではなく史実をアレンジしたのかなと錯覚してしまうほどでした。
ストーリーは『ハムレット』を意識し過ぎたのか唐突な場面もあり、淡々と進んでいくのが少し残念でしたが、アクションシーンもストーリーに上手く取り入れていて綺麗にまとまっています。
エンディングは賛否両論でしょうが、全体的には良く出来た作品だと思います。
タイトルは原題のままでよかったような
『女帝[エンペラー]』といったタイトルですが、あまり合ってなかったように思います。
日本でのマーケティングとかの関係もあるのでしょうが、原題の『夜宴』の方が雰囲気があってよかったような気がします。
しかもあえて女帝なのにエンペラーと付けたようですが、女帝というタイトルにしなければ誤解を招くような表現にする必要はなかったので、そういった意味でも邦題を間違えたように思います。
と言っても無責任に付けたのではなく「女帝だけどエンペラーだ」というようなニュアンスのセリフがあるのでそこからとったらしいですが。
でも内容と合っていないよなーと思います。
まとめ
『ハムレット』を下地にした中国の歴史愛憎劇です。
『ハムレット』をアレンジして中国の歴史劇の絢爛さと上手くマッチさせています。
豪華なセットと華麗なアクションシーンが見ものです。
興味がある方は是非ご覧になって下さい。

チャン・ツィイーとジョウ・シュンが可愛いわヨ
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本作品の配信情報は2020年12月3日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サービス(VOD)のホームページもしくはアプリをご確認ください。
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