
テンポが良いアドベンチャー・ロマンス映画だよ
皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。
今回は映画『アフリカの女王』(1951年)をご紹介します。
アフリカの川を船で下りドイツ軍に一泡吹かせようというアドベンチャー・ロマンスです。
この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。
アフリカの女王
あらすじ
1914年、欧州で第一次世界大戦が勃発。ドイツ領コンゴのとある村ではドイツ軍による略奪が行われていた。騒ぎの中で宣教師をしていた兄を亡くしたローズは、蒸気船「アフリカの女王号」で食料や郵便を配る仕事をしていたチャーリーに助けられる。戦争を避けしばらく仕事を休もうと考えていたチャーリーに対し、ローズはドイツ軍に復讐することを考えていた。チャーリーはドイツ軍の軍艦に魚雷をぶつけて沈めようというローズを説得することが出来ず、2人は「アフリカの女王号」で川を下ることに。向かうはドイツ軍の軍艦「ルイーゼ王妃号」。2人の行く手には数々の困難が待ち受けていた。
原作はセシル・スコット・フォレスターの同名小説
原作はセシル・スコット・フォレスターの同名小説『アフリカの女王』です。
映画を見て興味が湧いた方は是非ご覧になって下さいね。
撮影時の裏話も
監督のジョン・ヒューストンは豪快な性格だったらしく、アフリカで撮影された『アフリカの女王』のロケ中にハンティングに夢中になって撮影を放り出したりしていたようです。
その時の様子がヒロインであるローズ役のキャサリン・ヘプバーン自身が執筆した本に書かれています。
さらにアフリカロケに同行した脚本家ピーター・ヴィアテルが、当時の体験をもとに『ホワイトハンター ブラックハート』という小説を執筆しています。
小説を基にヴィアテル本人が脚色に参加し、クリント・イーストウッドが監督・出演した同名の映画もあります。
『アフリカの女王』の撮影は2つの作品の題材になるほどエピソードが豊富だったようですね。
気になる方は是非チェックしてみて下さいね。
「アフリカの女王」は船の名前
タイトルからアフリカの部族の長との冒険を期待していたのですが、自由だけどいざという時には頼りになる男と、当時の価値観ではオールドミスと呼ばれるカテゴリーに属する気の強い女が、「アフリカの女王」と呼ばれる船に乗って冒険する映画でした。
ストーリーは特にひねりがある訳ではなく、この映画はハンフリー・ボガートとキャサリン・ヘプバーン、この2人に尽きると言っても過言ではないでしょう。
2人の役に対する演技力に注目
ボギーの薄汚れた風貌で自由人の役は、『カサブランカ』などでボギーを知った方は驚くのではないでしょうか。
お酒が好きでだらしない印象がありながらも、船が行き詰まりそうなときは機転を利かせる頭の良さ、さらにはそれを実現する知識・行動力などを兼ね備えた生存力の高い男を上手く演じ、アカデミー主演男優賞を受賞しています。
反対にヒロインの方は勝気で自立した強い女性という役でしたが、キャサリン・ヘプバーンが上手く演じていました。
凛とした仕草の中にも可愛らしさを覗かせる女性というのは、わざとらしく見えてしまうと大分印象が悪い方へと変わってしまうものですが、キャサリン・ヘプバーンの演技力でとても魅力的な女性になっていました。
生きてきた環境や価値観が全く違う中年の男女が、最初は衝突しながらも最後はお互いを認め合うというクラシカルなアドベンチャー・ロマンスです。
序盤の展開からシリアスなシーンが続くのかと思ったのですが、想像していたよりもコミカルでユーモラスなシーンが多く、飽きることなく最後まで見ることが出来ました。
昔ながらのアドベンチャーを楽しみたいという方は是非ご覧になって下さいね。
まとめ
アフリカの川を船で下っていくアドベンチャー・ロマンス映画です。
アフリカで撮影されたとのことで美しい風景や野生を楽しめる雰囲気のある映画でもあります。
ハンフリー・ボガートとキャサリン・ヘプバーンの掛け合いを楽しむコミカルな部分もあり、最後まで楽しめる映画です。
興味がある方は是非ご覧になって下さいね。

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