怒りの表情になるシーンは語り継がれる名シーンだよね
皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。
今回は映画『大魔神』(1966年)をご紹介します。
大魔神シリーズは全3部作ですが、
今回は1作目である『大魔神』のご紹介です。
『大魔神』にはシリーズを通して、
『大魔神』と言えばコレ! というぐらいとても有名なシーンがありますが、
皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
穏やかな表情をしていた埴輪が、腕で顔を隠すと一瞬にして怒りの表情に変わるあのシーンです。
1966年と古い映画ですから、
そのシーンは知っているけど映画自体は見たことがないという方も多いかと思いますので、
この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。
大魔神
あらすじ
時は戦国、丹波の国では恐ろしい魔神の伝説があり、領民は魔神封じの祭りなどをして平和を祈っていた。そんなある日丹波の国で謀反が起こった。新しく領主になった謀反人の左馬之助は、前領主の遺児である忠文と小笹を探し続けるが何年も手掛かりがつかめない。隠れ住み青年へと成長した忠文は、左馬之助による暴政から領民を助けるために忠臣である小源太と共に起ちあがる。
コミカライズやリメイク用のシナリオも
1967年にコミカライズされ、
作画:岸本修、原作:吉田哲郎で雑誌「少年現代」に掲載されたようです。
創刊号に前編、第2号に後編が掲載されたのですが、
「少年現代」は第2号までしか刊行されなかったみたいで、手に入れるのが難しくなっています。
さらに90年代にはリメイク企画がありましたが頓挫したようで、
その際に筒井康隆によるシナリオが単行本化されています。
興味がある方はこちらからどうぞ。
テレビドラマの『大魔神カノン』
内容を現代向けにした『大魔神カノン』というテレビドラマが2010年に放送されています。
全2巻ですがコミカライズもされています。
現代では出せない雰囲気
ストーリー自体は正統派の勧善懲悪ものですが、最後まで楽しめました。
この年代の映画の雰囲気と時代劇と特撮という組み合わせは驚くほどマッチしていて、
合成シーンの不自然さなどの多少の気になる点はあれど、
全体としては良く出来ていると思います。
映像が綺麗すぎないのと役者さんの着物の着こなし方の上手さなどがそう思わせるのでしょうか。
この人たちは普段からこういう生活をしているのではないかと錯覚してしまうほどです。
CGに頼らない特撮映画の素晴らしさを感じられる作品だと思います。
絶対に見るべき作品
大魔神が暴れまわるシーンは迫力があり、
ミニチュアのセットや特撮により大魔神の巨大さや力強さを上手く表現出来ていると思います。
ゴジラやガメラなどの怪獣映画もそうですが、
この時代の特撮技術は世界に誇れるレベルではないでしょうか。
2作目の『大魔神怒る』と3作目の『大魔神逆襲』と比べると、
展開が一番オーソドックスです。
続きものではないのでどれから見てもいいのですが、
特に事情がない限りは1作目の『大魔神』は絶対に見た方がいいと思います。
特に3作目は少し毛色が違いますから、
「大魔神」を知るためにも1作目は是非ご覧になって下さいね。
まとめ
日本が誇る特撮に時代劇を上手く融合させた作品だと思います。
ストーリーをシンプルにし、
古より日本人に好まれ美徳とされてきた勧善懲悪・お家再興を軸に展開させることで、
幅広く受け入れられることに成功したのではないでしょうか。
特撮映画の面白さが詰まったとても素敵な映画ですので、
興味が湧いた方は是非一度ご覧になって下さいね。
世代問わず面白い作品ヨ
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本作品の配信情報は2021年5月7日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サービス(VOD)のホームページもしくはアプリをご確認ください。
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