皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。
今回は映画『ボーはおそれている』(2023年)をご紹介します。
ホアキン・フェニックスが母の死をきっかけに不条理な世界を旅していく男を演じています。
現実と非現実の境界が曖昧になっていく不思議な感覚に陥ること請け合いです。
この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。
ボーはおそれている
あらすじ
中年男のボー・ワッサーマンは、治安の悪い地域で一人暮らしをしながら襲ってくる不安と闘っていた。父の命日に実家に戻ろうとしていたが、家から出る時に荷物とカギを盗まれてしまい家から出られなくなってしまう。母に電話するも嘘だと思われ電話を切られてしまい、家を空けた隙にホームレスの団体に部屋を滅茶苦茶にされてしまう。再び母に電話をかけるが電話に出た男から伝えられたのは母の訃報であった。不条理で非日常な世界がボーを包み込んでいく。
現実なのか非現実なのか
よく分からないはずなのに理解できる不思議
いやーなんか凄い映画を見たような感覚です。
はっきり言って意味は分からないんですよ。
外に裸の男がうろついていたり、少し家を空けただけでホームレス数十人に家を占拠されたり、監視カメラの映像を早送りしたら未来が見えたり、挙句の果てに性器の形をした人間が出てきたりと、他にもまだまだあるのですが意味が分からない描写が多いんですよ。
現実なのか妄想なのか幻覚なのか。
冒頭で主人公のボーが生まれてすぐに医者のミスで仮死状態になったようなことが示唆されていますので、そのせいでボーは脳に障害を負ったのだと考えられます。
それを考えると現実的じゃない描写はボーの幻覚なのでしょうか。
不条理さは『GOLDEN LUCKY』を思い出す
ただ周りの人の行動はそれでは説明がつかないレベルの不条理さがあります。
『フォレストガンプ 一期一会』×『GOLDEN LUCKY』(榎本俊二)×『夢』(黒澤明)みたいな作品かなという印象です。
特にシュールで不条理な感じは『GOLDEN LUCKY』の榎本俊二さんの世界観を思い出しました。
あそこまでぶっとんではいませんが……。
ラストは……
あとは舞台が色々変わっていき非現実的なことが起こっていくのが『夢』のようだなーと。
ただその意味が分からない一つ一つのエピソードを通して全体を見ると、なぜかストーリーが理解できているという錯覚に陥る不思議な映画なんですよね。
本質的な部分は分かりませんでしたが、意外と楽しめた作品でした。
でもラストは……あれ現実ではないですよね?
分かる方いたら教えて下さい。
まとめ
現実と妄想の境界が曖昧な世界を、ホアキン・フェニックス演じるボーが旅をしていきます。
色々な人に出会い自分の人生を見つめ直したり、家族に関する知らなかった真実を知っていったりするボーに、図らずも感情移入をしてしまいます。
最初は意味が分からないし3時間と長いので敬遠される作品な気がしますが、最後まで見ると評価が変わる作品だと思います。
興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。
ボーは一所懸命に生きているだけなのよネ
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本作品の配信情報は2024年9月25日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サービス(VOD)のホームページもしくはアプリをご確認ください。
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