エマ・ロバーツは役に合っていたね
皆さんこんにちは。ナマケネコ(@neko_namake)です。
今回は映画『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』(2017年)をご紹介します。
SNSの行きつくところを風刺した青春エンターテインメント映画です。
非常に速いテンポで進んでいくのでジェットコースターのようなスリルがあります。
この記事を読んで興味が湧いたら是非ご覧になって下さい。
ネタバレはしていませんから安心して最後まで読んで下さいね。
NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム
あらすじ
大学の入学に悩んでいる女子高生のヴィーは、友人のシドニーに対する反発から裏オンラインゲーム「ナーヴ」に参加する。最初の指令で知り合った男性プレイヤーのイアンと共に、戸惑いながらも次々と指令をクリアしていくヴィー。多額の賞金を手に入れトッププレイヤーの仲間入りを果たすが、イアンの情報を手に入れたことから彼に対する不信感が募っていく。有名プレイヤーとなっていたヴィーはもう後戻りできないところまで来ていた。
原作はジーン・ライアンの『Nerve』
原作はジーン・ライアンの『Nerve』(2012年)ですがどうやら日本語に翻訳はされていないようです。
英語が読める方や勉強中という方は読んでみてはいかがでしょうか。
現代の文化に警鐘を鳴らしている映画かも
現代ならではのトレンド系映画と言えるのではないでしょうか。
ユーチューバーなどの各配信者がやっていることを映画化してみましたというような内容でした。
この手の若者がメインの流行りものを映像化したものは、
日本人の感覚で見ると大分評価が変わるように思いますね。
テーマは世界共通でもやっぱりどこか外国っぽいんですよね。
身近なテーマの利用とラストの展開を見る限り、
実際の現状を揶揄している社会派の映画というのは頭で理解出来ていても、
やはりどこか日本とは関係ない非現実的な内容にしか思えませんでした。
海外ではリアルに見えるのでしょうか。
ただこの映画が日本人的にリアルかどうかは別として、
指先1つで人を死に追いやってしまうかもしれないということは忘れてはいけない現実だと思います。
利用しているどのSNSも「ナーヴ」になる可能性があるということは、
絶対に心掛けておかなければならないことですね。
ラストまでノンストップ
テンポが凄く速くて息つく間もなくラストまでずっと走り続けている感覚の映画です。
その分心理描写が足りないかなと思える箇所がいくつもあり、
心情の変化のスピーディーさに見ているこちらが疑心暗鬼になってしまうほどです。
それに脚本の甘さは気になりますね。
謎が残されたままなものもありますし、
ラストも随分あっけないです。
ゲーム自体の設定もそこまで具体的に決めていないように思えますし、
主人公たちのランクの上がり方などもその設定が定まっていないからこその不自然さを感じます。
映画そのものが現代の風刺
テーマ的に考えるとこのテンポの速さと設定の曖昧さも演出の一部の可能性があるんですよね。
鑑賞後は余韻に浸ることもなく、
何となく空虚な時間を過ごした印象が強いのですが、
それはこのテンポの速さと疑問が残る設定の甘さが関係しているように思えます。
色々疑問を感じつつも解決する間もなく次から次へと進んでいく展開は、
現実の時の流れのメタファーのようです。
この映画全体から感じる印象が、
テーマに取り上げた現代の流行に対する風刺になっているとしたらお見事ですね。
まとめ
SNS文化の問題を大げさに分かりやすく表現したハイスピードなスリラーです。
設定が甘いところがありながらも決して荒唐無稽なストーリーではなく、
今現在利用しているSNSも「ナーヴ」になり得る事を示唆しています。
現代のSNS文化に警鐘を鳴らしているとも言える青春エンターテインメント映画です。
テンポが良く気軽に見られるので興味が湧いた方は是非ご覧になって下さい。
エンドロールはオシャレヨ
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本作品の配信情報は2021年5月26日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況については各動画配信サービス(VOD)のホームページもしくはアプリをご確認ください。
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